February 01, 2015
命。
人は、生きていれば誰にでも必ず「悩んだり、葛藤したり、もがき苦しむ時」というのがあります。
一人、一人、子どもでも大人でも、男でも女でも、どんな人でも。
そういう時、逃げたり目を背けたりせずに一つ一つちゃんと向き合い、受け入れ、乗り越え、
自己を否定することから少しずつでもちゃんと解放されている人は、
命というものに優劣はなく、その人生一つ一つが(自分の人生も含め)とてつもなく尊いものだということに気付いていけるのかもしれません。
様々な苦しみや劣等感に向き合い、受け入れることは容易なことではないことですが。
ただ、そこで他者の責任にしたり、他者と自分を比較することによる「逃げ」に走るのではなく、
自分が自分を肯定的に受け止められるようになるために「自分で自分自身に立ち向かってできることを考えること」は
成熟した考え方を身につけていくのに必ずプラスになっていくことだと、私は思っています。
時代は変わり、物事の価値観や常識が刻々と変わっていく世の中でも、一人一人、伝えていくべき事はたくさんあります。
「人の真の強さ」が「人の弱さ」に屈してしまわないように。
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23:59:16 |
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December 06, 2014
意志を明確にしていく為に。
ポッと降って湧いた感が否めない今度の選挙ですが。
皆さん、行かれますか?
私は30歳を過ぎた辺りからずっと選挙は必ず行ってます。
なぜか。
それはひとえに次世代への責任感からです。
今の大人の考え方や行動は、子ども達へそのまま伝わります。
自分の欲や個人の関心事ばかりに気を取られて、「未来への責任感」や「心の勉強」をなおざりにしてると、子ども達もそれに倣います。
今の子ども達が大人になって、またその次の世代へ、命が繋がれていくと共に伝えていかなければいけない事はたくさんあります。
それは親だけの役割ではなく、全ての大人の役目だと思うんですね。
たった1票で何も変わらないとおっしゃる方もいます。
そりゃそうです。今の自分の生活や日本社会がそう簡単に変わるはずありません。
大事なのは、大人一人一人が「次世代のために何ができるのか」「この国がどうなっていくことが望ましいのか」を
真剣に考えるということなんだと思います。
選挙はその良い機会だと思うんですね。
候補者の目つき、顔つき、政策の内容、政策に対する気持ちの強さ。
その主張が本物かハリボテかを見抜けるかどうかは、私達大人一人一人の「目」にかかっています。
いいかげんに選んでしまうと、かの「号泣の人」みたいな人が当選してしまうという恐ろしい事態を招きかねません。
大人の責任として、自分の意志を明確にしていく為にも、選挙を活用してみるのも良いんじゃないかと思います。
自分が生きる価値をそういう形で培っていくのも、なんかどこか清々しい感じがしませんか?
[冒頭の写真は庭の椿。たしか椿ってツツジみたいに蜜を吸えるんですよね♪]
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October 18, 2014
本の力
人は誰でも、辛い事や苦しい事を一つや二つ、もしかしたらそれ以上、抱えながら生きていると思います。
どんなに幸せそうに見える人でも必ず、大なり小なり何かを抱えて生きていると、私は思っています。
自分の周りで、一人で抱え込んで苦しそうな目をしてる人を見ると、少しでも心が楽になったらいいなと真剣に思います。
もちろん私も人間ですから、抱え込んで苦しくなる時もあります。
そういう時、私は「本」に救われてきたことが多いです。
もちろん、私の中に「前を向く力」が必ずあるはずだと静かに信じてくれている「家族」や「友」の存在も大きいですが、それでも「踏み出しの一歩」の心の力が欲しい時、本がそっと背中を支えてくれる事が多いのです。
普段本を読む方は、その魅力や力に気付いてらっしゃる方も多いかもしれませんが、改めてここで書かせて頂きます。
私は、様々な本の中の言葉に何度も助けられ、その度に心が強くなり、少しずつ自分を肯定的に受け止められるようになり、そのうち、「人を敬う心」が自分の中で育っているのを感じるようになりました。
もし、このブログを読んでくださってる方の中に、心が疲れて何かに寄りかかって少し休みたいと思ってる人がいらっしゃったら、ぜひ何か本を手に取ってみてください。
何を手に取ればいいかわからない方には、右欄のカテゴリの中の"book"に数少ないですが「徒然草」「福翁自伝」等、私が救われてきた本を紹介しています。
他にも、ここ数年で私が心に力を貰えた本の作者には
池上彰さん、瀬戸内寂聴さん、養老孟司さん等々、挙げるとキリがないほどいらっしゃいます。
そうやって作者の方の人生の片鱗を見せて頂き、自分の価値観や考え方を広げていくきっかけやヒントをたくさん貰いました。
そういえば、歴史上にも心に沁みる言葉を残してくれている方がたくさんいらっしゃいますね。
例えば
マザー・テレサ
「愛されることより愛することを。理解されることよりは理解することを。」
「人間のほほえみ、人間のふれあいを忘れた人がいます。これはとても大きな貧困です。」
ナイチンゲール
「愛というのは、その人の過ちや自分との意見の対立を許してあげられること。」
「天使とは、美しい花をまき散らす者ではなく、苦悩する者のために戦う者である。」
キング牧師
「許す力に欠けているものは、愛する力にも欠けている。」
「人は、個人的な狭い関心事を越え、人類全体に関わる広い関心事に向かうようになって初めて本当の人生を歩み始めるのである。」
これらはたくさんある言葉の中のほんの一例ですが、
人生の大先輩達の残してくれている言葉は「心の快復剤」となるような言葉がたくさんあります。
辛く苦しい思いをしている方の心にとって、少しでも前を向く力の手助けになりますように。
[冒頭の写真は近所にある総合公園の紅葉。赤くなるのはもう少し先ですね。]
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September 16, 2014
今の自分を好きですか?
何年か前に、ある女性芸人さんがテレビで「自分をほんまに好きになれる方法、知ってんねん!」
と仰ってたことがあるんです。
ここでいう「自分」とは
SNSとかで「いいね!」をたくさん押してもらえるとか、周りの人から「凄いね!」とか「羨ましい!」と言ってもらってる〈他人目線〉の自分のことではなくて、〈自分目線〉で見た自分のことです。
彼女曰く
〈自分目線〉で自分を好きになってくると、他人と自分を比べることも減っていき、自分を肯定的に受け止められるせいか「嫉妬」という感情も持ちにくくなり、結果、人を受け入れる余裕ができて、人との関係も心地良くなり、人生に前向きになっていくと。
良いことだらけですね。
その芸人さんは何かの本で読んで始められたそうですが。
「自分を本当に好きになれる方法」、それは「家の中のどこか一ヶ所だけ、いつでもピカピカにキレイにする習慣をつける」ことだそうです。
これは、たくさんある方法の中の一つかもしれませんが、私はこれを実践して本当に自分のことが好きになってきました。
私はまず洗面台周りから始めました。
昔は仕事が忙しくて疲れてる時とか「今度の休みにキレイにすればいいや」っと、ついつい先延ばしにしてたのですが
その芸人さんの言葉をきっかけに、洗面台を使う度に「鏡に跳ねた水滴や蛇口周り」を拭き取って、本当にいつでもピカピカにしました。
同居してる人が歯磨き粉の泡を飛ばそうが洗面台をビチョビチョにしようが関係ありません。
「ここは私の聖域」と言わんばかりに、とにかく洗面台だけは自分が使う度にキレイにしたのです。
そのうち、ちょっと視野が広がって、電球の上や棚上の見えない所もついでに拭き取るように。
そんなことを習慣にして数年が経つと、いつの間にか洗面所全体が、そしてトイレ、キッチン、リビング等、ちょっとしたとこに気付く度にササッと掃除できるようになりました。
「休みの日にまとめて掃除→まとめてやって疲れて→掃除が嫌い」だったのが、今では「目についたらササッと→苦にならなくなる→掃除が好き」になったんですね。
家をキレイにキープできることが、こんなにも自分の自信に繋がるとは思ってもいませんでした。
「掃除」って結局、どこまで「目が行き届くか」に尽きると思うんですね。
普段見えない、見えにくい所が汚れている事をどこまで想像できるか、それは、そのまま「心の鍛練」にも繋がります。
掃除の目が行き届く範囲が広がっていくのと平行するように、「人の心」に対する想像力も広がっていく気がするんです。
そうなってくるともう「自分を好き」とかの次元じゃなくて、「この生き方、考え方で良いんだ」という自信に繋がってきます。
「お掃除の達人級」の方からすれば、「何を今さら」的なことかもしれません。
ハウスキーピングの観点からも、自分はまだまだなのも自覚してます。
ただ
私の場合は「掃除」でしたが、何でもいいんだと思います。小さなことでも「何かが良くなるために何かを続ける」ことが大事なんだと。
仕事が立て込んでしまって、体力気力ともに限界な時はどうしても手抜きしてしまいます。
それでも洗面台だけはピカピカを死守します。自分を嫌いになりたくないんで(≡^∇^≡)
最後に僭越ながら。
疲れきっていても、お掃除心を後押ししてくれるアイテムを少しご紹介します。
まずは、以前このブログでも紹介した「マイクロファイバーお掃除手袋」。
これは本当に便利です。
一度この手袋をつけると洗濯機に入れるまでに「あ、ここも。あ、あそこも拭ける」とついでにやってしまうところが良いんです♪
もう一つは冒頭の写真。
一つ100円の麻カゴと5枚で100円の雑巾(税抜き)。
キッチンと洗面所に置いてます。ちょっと汚れたらすぐ拭き取り、雑巾が汚れたら洗濯機へポイッ!
雑巾を洗って絞る作業をだいぶん省略できます♪
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20:26:26 |
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August 28, 2014
引き継ぎ、受け渡す。
今、【日本史の謎は「地形」で解ける】という本を読んでいます。
(今回は[book]カテゴリーではないので本の写真はなしです。)
信長、秀吉、家康がなぜ今の大阪城が建っている「土地(本願寺跡)」を巡って血みどろの戦いを繰り広げたのか。
なぜ頼朝は京ではなく鎌倉に幕府を開いたのか。
歴史を動かしてきた名武将が欲した土地には、彼らが欲しがる理由がありました。
攻められにくい地形、農地を開拓できる土地、災害の起こりにくい地形など・・・。
山の多い日本では、条件の良い土地を手に入れること=生き残るということだったんですね。
この本を読んでいると、彼らがいかに日本の地形を把握し、考えながら戦っていたことがよくわかります。
しかし、良い条件の土地でなくても、先人達は多くの災害や悲劇を経験しながらも、考え、工夫し、これまで生命を繋いでくれました。
この長い日本の歴史の中で、先人達が体験し、知恵を絞ってくれたからこそ今の日本がある事は、歴史を知れば知るほど、その重みが伝わってきます。
私たち大人ができることは、「悲劇を繰り返してはいけない」と一生懸命に知恵と知識を残そうとしてくれた先人の想いを引き継ぎ、その想いを次世代に受け渡す事だと、この本を読みながら再確認しています。
何を、どれだけ、どう伝えていくかは、今の大人の肩にかかっていると思います。
そのさじ加減は、やはりその時代を生きる人間が考えるべきことで。
ここでもまた、「考える事をやめてはいけない」と強く思うのでした。
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